シロオビフユシャクの翅脈
週一更新とはいえ、虫限定ご近所ブログも何年もやってるとネタ不足が甚だしい。
以前紹介した虫にも再登場願おう。
新年初散歩で見掛けた蛾。
シロオビフユシャク Alsophila japonensis
ピントずれちゃった。。。
近縁にクロバネフユシャクA.foedataがいるが、こちらは愛知以東~福島の分布なので、神戸近辺で見掛けるのは自動的にシロオビフユシャクになる。
同属にユキムカエフユシャク(三重以東)やサクフウフユシャク(熊本県)がいるが、これらも神戸南部には分布していない。
シロオビフユシャクの前翅翅脈
最新の図鑑による翅脈の記号は上図の通り。
古い図鑑だとCuAがCuとか、1A+2Aが2Aと表記されてたりする。
シロオビフユシャクの翅脈、翅頂付近
R1脈がSc脈に接近するが合流はしない。
クロバネフユシャクではR1脈がSc脈に一旦合流して分かれ、R2脈と合流してR1+R2脈となって翅縁に達する、と「日本産フユシャクガ類の分類学的,生態学的研究」に書いてあった。
本書によるクロバネフユシャクの翅脈
転載はマズイので手書きで
こんな感じ。
見た目の区別点でシロオビフユシャクよりクロバネフユシャクの方が翅が細く見える、とあるのはこの辺の事情かも?
ではまた