旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

アカガネヒメハマキ・・・と思う

寒くなってずいぶんと見かける虫が減ってきた。

かと言って、クロスジフユエダシャクはおろか、
ナカオビアキナミシャクもまだ見かけない、
と言う中途半端な時期である。

視認できる距離にアオゲラが。

めずらしくじっとしていたので、
コンデジ手持ちの最大ズームで撮ってみた。

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なんとか写った。

他にネタがないので今年のヒット。

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アカガネヒメハマキ Pseudohedya fubellana Nasu,2012 だと思う。

今年の9月に採集したもの。お散歩中に偶然目の前を飛んだので、
お散歩ネットでゲットした。
老眼なので現地では「地味な黒い蛾ァやなぁ」と思っていたが、
日展翅したときに、その渋い模様に気がついた。
後翅の先端や腹端まで色が乗っている。
と同時に、なにこれ図鑑で見た事無い。。。

と思っていたが、
学研から今年発行された「日本産蛾類標準図鑑4巻」に載っていた。
図版が小さいので、絵合わせでは最初判らなかったが、
赤銅色の鱗粉を散らした姿から、私だったら「アカガネヒメハマキ」
と名前を付けるかな?と、索引から探したらありました。
で、図版と解説を見直して決めた次第。
こんな色合いのヒメハマキは他に見た事無いので、
たぶん合っているはず。

本種が記載されたのが2012年なので、
今までの図鑑には載っていないのはアタリマエだ。

以下、図鑑の解説。
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開張13~18mm。前翅は黒褐色で、赤褐色の鱗粉を散らす。
分布は本州、奄美大島、沖縄島。
成虫は、本州では5月と8月に得られている。
幼虫は沖縄島ではリュウキュウマメガキの葉をつづる。
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あっさりした解説である。。。。。
近所にマメガキが生えているのは見ているし、
そこで発生したのかな?

ではまた