コツチバチ科とツチバチ科の見分け方
日曜日に限っていまいちの天気が続く神戸であります。。。
それでもまあ、お散歩には出るんですけどね。
で、途中の岩場で休んでいると、ハチが地面を歩いていた。
近づいても飛んで逃げないし、(変だなあ)と思いつつ拉致。
(鬼畜ですハイ)
真っ黒けの虫を白バックで撮るとかの技は持ってないので緑バック。
帰ってよく見て理由が判った。
右半身がズタボロ。
おそらく鳥にでも襲われて、命からがら逃げおおせたところを
おっさんに見つかってしまった、と言ったところだろう。
フンダリケッタリトハコノコトカ・・・
それはさておき、割と大きいので最初はツチバチ科かと思ったが、
よく見るとコツチバチ科であった。
両者はよく似ているが、それぞれツチバチ上科とコツチバチ上科
、の上科の段階で分けられる。
新訂 原色昆虫大図鑑 3巻にあるハチ目の検索表によると
以下のとおり。
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中胸腹板の末端は伸長しない。
後胸腹板は幅広くなり後脚の基節のつけねを覆う。
・・・・・・・・・・ツチバチ上科Scolioidea ツチバチ科Scoliidae
中胸腹板は後に伸長する。
後胸腹板は広がらず後脚基節のつけねは覆われない。
・・・・・・・・・・コツチバチ上科Tiphioidea
さらに日本産コツチバチ上科はコツチバチ科とアリバチ科に分けられる。
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♀の胸部と前伸腹節は融合する。
♂の後翅には肛垂がない
・・・・・・・・・アリバチ科Mutiliidae
♀の胸部と前伸腹節は融合しない。
♂の後翅には肛垂がある。
・・・・・・・・・コツチバチ科Tiphiidae
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コツチバチ科と言うのは判ったものの、そこから先は闇の中。。。
日本産野生生物目録によると、コツチバチ科は52種。
そんなにいたの?
おまけ
翅脈
翅の境界がよく見えないので青線で囲んだ。
顔
ではまた