白いチャタテムシのユルい大集団
日曜日はちょいと田舎に帰っていたので、
いつものお散歩コースには行かなかった。
が昼前に、レンタカーでそのお散歩コースの山裾を通りすぎた時に、
ちょうどミンミンゼミの鳴き声が聴こえた。
これで近所で聴けるセミは、あとツクツクボウシとチッチゼミを残すのみ。
さて、最近の画像がないので、梅雨時に撮ったものを一枚。
7月8日の雨上がりにヤブツバキの幹にいた虫の集団。
粉をふいた白いまるこい虫。
チャタテムシと言うのは判るが、幼虫では正体が判らない。
廻りを見渡しても成虫はまだ羽化していないようだ。
拡大
集合具合に「集まろ~!」感が無く、なんとなく溜まっている感じ。
普段は落ち葉などにいるものが、雨降りの過湿を嫌って木に登っているだけ?
そうとしても、一本の木に集まっているのが説明つかない。
???
それとも羽化時期の無防備な時期だけ集まって生存率を高めてるのだろうか?(捕食者が来ても少しの犠牲で全体は助かるとか?)
翌週には成虫が見られるかな?と思っていったら、成虫どころか、わずかな幼虫を残して、ほとんどいなくなってしまっていた。
これはマズイ、ということで、残っている幼虫のうち、コロコロとよく太っている幼虫を2・3個体、フィルムケースに確保。
4・5日して忘れかけた所を思いだし、見てみると、成虫に羽化して死んでいた。
ウスベニチャタテAmphipsocus japonicus
だと思う。
翅脈は、ケブカチャタテ科と一致するし、
ウスベニチャタテはケブカチャタテ科の最普通種である。
なんとか正体判明?、となりました。
ではまた