答え合わせ・・・ニセオオコブガとフシキキシタバ
虫の日にパタパタと飼育中の蛾が羽化してきた。
まずは先日記事にしたノグルミで見つけたレモン色のケムンパス。
こういう地味なのが羽化してきた。
ニセオオコブガ'Meganola' protogigas でした。
コブガ亜科の予想は見事に的中
同属近縁のオオコブガはオニグルミにつき、幼虫は脱皮殻の頭部を頭に残して重ねているそうだ。
リンゴコブガも同じ事をする。
ニセオオコブガでは終齢幼虫を見る限り、そのような習性はないようだ。
同じ日に羽化してきた蛾。
フシキキシタバ Catocala separans
この蛾の幼虫は、
お散歩コースの道の真ん中で、うにっくうにっくしていたのを拾ってきたもの。
すでに前蛹状態だが、体下面側部のゴジラの背中みたいなピラピラと、
腹面の
赤ワイン色の斑紋が、
以前の記事、「コナラのカトカラ・・・アサマキシタバ他」の2種目の幼虫と特徴が一緒。
と言うことで、こちらも予想が当たってました。
フシキキシタバと言えば、昔は灯火採集でも滅多に飛んでこない蛾として知られた珍品でしたが、実は明かりに集まる習性があまり無いだけで、実は都市近郊の小さな雑木林でも見つかったりする、案外普通種であることが判ってきたそうだ。
と言うか、明かりに引き寄せられないため、廻りが灯りだらけの町に近い雑木林でも生き残ることが出来たと言うことでもあるとか。。。
おまけ。
フシキキシタバ前蛹の顔。
指先あわせて、てへっ(・ω・)
ではまた。