旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

レモン色のケムンパス

先週の日曜日、ノグルミにいた毛虫。

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鮮やかなレモン色。

3年前にも同じ樹で見掛けたが飼育に失敗した奴だ。
当然、お持ち帰り。

2日程、ノグルミの葉をモリモリ食べていたが、

こうなった。

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どどめ色。(ってどんな色だ?)
2012.9.30追記
非公開コメントで「どどめ色」とは茨城の方言で暗めの紫色であると、情報を寄せていただきました。へ~~知らなんだ。○○○さん、ご教示ありがとうございました。


なんだか毛虫のゾンビと言った風情。

前回もこの状態から衰弱して死んでしまった。

今回はちょっとヒラメいてクヌギの枝を入れてみた。

次の日。

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大成功ヽ(・∀・)ノ

樹の皮を細かくかじり取って、きれいな繭を作った。

蛾の中には樹の皮をかじる事が蛹化の行動に組み込まれていて、
それが出来ないと次のステップに進めず、死んでしまう種類がいる。
写真の種はそう言う種類なのだろう。

以前飼育したものの中にもいた。
シロモンフサヤガとか、ヘリグロコブガなど。
ケンモンガの類いとかコブガ亜科にこういう習性の種類がよくいる。

で、今回の毛虫は何かと言うと、、、、
まだ判りません。

コブガ科なのは間違いないはず。
その中でも、リンガ亜科は繭に樹の皮などの装飾は使わずに糸だけでボート型の繭を作るものが多い。
こんな風に細切れの樹の皮を使って、なおかつ毛虫なのはコブガ亜科だと思う。

無事羽化したら正解が判りますが、
さてどうなることやら?

2012.6.6追記
その後羽化して、ニセオオコブガ'Meganola' protogigas であることが判明。

答え合わせ・・・ニセオオコブガとフシキキシタバ