エダシャク系フユシャクの♂交尾器
フユシャクと一口に言っても、シャクガ科の世界もイロイロで、
フユシャク亜科のフユシャクもいれば、
ナミシャク亜科の中にもフユシャクがおり、
エダシャク亜科にもフユシャクがいる。
要するにフユシャクというのは♀の翅が退化して冬期に発生するシャクガ類を表す便利用語なのでありますが。。。。
先々週ケータイカメラで撮ったこの蛾もフユシャクであり、エダシャクでもあると言うことで。
シモフリトゲエダシャク Phigalia sinuosaria
なかなかスゴイ形。
phallusをはずして拡大。
vesicaを引き出すとけったいな形のcornutus。らせん状にねじれている。
valvaには以前解説したもの以外の構造がある。
ククルス(cucullus)
・・・・・・・valvaの先端あるいは背方先端部で、多数の毛や剛毛におおわれた部分
アンプラ(ampulla)
・・・・・・valvaの内面後半の硬化部。
シモフリトゲエダシャクのアンプラは突起状に生じ、多数の刺を備える。
ではまた。