キンバエみたいなイエバエ・・・ミドリイエバエ
冬の虫板を賑わすのは、やはりハエであろう。
この土日は寒気が緩んで比較的暖かかった。
結構ハエも飛んでいた。
そのなかでキンバエみたいなハエを採って帰った。
「新訂原色昆虫大図鑑3」で科の検索をすると、
キンバエの属すクロバエ科ではなく、イエバエ科に落ち着いた。
そこで「日本のイエバエ科」で検索すると、
ミドリイエバエに行き着いた。
今回は実体顕微鏡とコンデジの手持ち撮りで
焦点合成写真を作ってみた。
周囲の微毛が浮いて見えたり変な部分もあるが、
立体的な虫とかの毛の配列を見るのには便利かも?
と思った。
でもなんか不自然。。。
イヤしかし、フリーソフトでこんな事が出来るなんで
ありがたい世の中である。
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂
♂は写真の通り複眼が大きく、左右が接するが、♀では複眼は広く離れる。
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂横顔
頬は黒色。肩毛(h)は3本
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂胸部背面
ac 0+1, dc 2+3, ・・・・・
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂胸部後側部
鱗弁上肋部(りんべんじょうろくぶ、記号;ssr)に剛毛束がある、の図。
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂胸部側面
ミドリイエバエ Neomyia timorensis 翅の部分拡大
R4+5脈には剛毛が生えるが、R1脈には剛毛はない。の図
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂交尾器背面
ミドリイエバエ Neomyia timorensis ♂交尾器、斜め後ろからのアングル
交尾器は複雑な形状をしているので、焦点合成で全部にピントを合わすとかえってややこしくて見づらい。
中心線から手前の写真だけを合成した方がよいかも。
ではまた