クロテン改めウスバフユシャク?の♂交尾器
交尾器の画像をペタペタ貼りまくるだけの
スプラッタブログと化してきた今日この頃。
今週も交尾器です。
日曜日に八幡さんに来ていたクロテンフユシャク?とおぼしき個体。
クロテンウスバ?フユシャク Inurois membranariafletcheri ?
ケータイカメラで撮った画像しか残してなかった。。。。
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2012年2月5日追記
ATS様より外形の特徴はウスバフユシャクに近いというご指摘。
9分9厘ウスバに見えてきましたが、交尾器がどれともあわない
と言うか写し方が悪いのか、文献とあわないので?付きにしました。
ゴメンナサイ。
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私に見つかったのが運の尽き。
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♂交尾器
先々週紹介したウスモンフユシャクと同属なだけあって、交尾器もよく似ている。
展開しきっていないので、phallusを取り除いてもう1枚。
uncusがヘシャゲちゃったので、角度を変えてもう1枚。
phallusの拡大。
phallusの向きを変えて、cornutusを示す。
クロテンフユシャクの交尾器の特徴
・Uncusは中央でくびれない
・Costaから生じる突起はvalvaの最大幅より短い
・Phallus(aedeagus)は弱く湾曲する
・Cornutusはやや太くほぼ直線的
ウスバフユシャクの交尾器の特徴
・Uncusは中央でくびれて、上方は幅狭くなる
・Cornutusは幅広く先端で屈曲しない。
・Phallus(aedeagus)は中央で特に太くならない。
・Cornutusの基部は幅広く、長さはphallusの最大幅の約1.3倍。
・Uncusの中央のくびれは強く、先端に向かってより細まる。
と書いてあるが、、、、微妙な違いである。
参考:「日本産フユシャクガ類の分類学的,生態学的研究」
ではまた