旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

スギタニモンキリガ♂の交尾器は左右非相称

とうとう12月に入りました。
2011年も残すところ1ヶ月。
エライコッチャ ヾ(゚Д゚*)ツ三ヾ(*゚Д゚)ノ

とか言いつつ、休日にはお散歩に出ているわけですが、
ここ神戸南部ではフユシャクが出るでもなく、
ブログネタがない。。。

と言うことで、
先々週の日曜にお散歩コースでたまたま網に入ってぼろんちょになってしまった
スギタニモンキリガがあったので、交尾器の観察をすることにした。

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手抜きのケータイ写真。鱗粉がほぼ無い状態。。。。
スイーピングしていてたまたま入っていたらしく気が付かなかった。。。。

ぼろぼろにされた上に、おなかをちょん切られて
ぐつぐつ煮られるなんて本人は思いもしなかっただろう。
(たたられるかな?)

で、その交尾器はこんな感じ。
中央のファルス(挿入器)は外した状態で腹面からの図

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左右のバルバの背側の先端にある硬化した突起(costaの先端に付属する突起)を
アンプラampullaと言うが、
本種では非常に発達しており、左右の形が違う。

こちらはスギタニモンキリガのファルス(phallus;挿入器)

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ベシカ(内袋)は反転して出した状態。
複雑な形状をしている。グローブみたい。
コルヌツスは1本。茶色に着色している部分の先端から
基方に向かって生えている。(長さ0.4mm程)

ちょっと見え難いかも知れなかったので背景を暗くしてもう1枚。

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スギタニモンキリガには近縁種にヤマノモンキリガとスミレモンキリガがいるが、交尾器はたぶん違った形をしているはず。

機会があったら見てみたいですね。

ではまた。