旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

もう一つの目玉模様・・・・・・オオトモエ幼虫

日曜日のお散歩コース、雨が降ってない。
かと言ってカラッと晴れている訳ではないが
梅雨時であるからして贅沢は言っておれない。

サルトリイバラにいた目玉付きのいもむし。
カッコイイのでお持ち帰り。

f:id:insectmoth:20170814202758j:plain

オオトモエ Erebus ephesperis 幼虫 横から
第1腹節背面に大きな丸紋を持つ。
肉眼では少し目立たないが、ストロボを光らすと、よく目立つ。
第1腹脚は退化、第2腹脚は縮小。
気門はきれいな橙色。

f:id:insectmoth:20170814202831j:plain

オオトモエ 幼虫 上から
ピョロンとはみ出した腹脚がカワイイ。
尾脚は長い。


見つけたときはサルトリイバラの枝に貼り付くように付いていたが、ちょっと枝を揺らしてしまい、ビョンと地面に落ちてしまった。
なので枯れ枝に止まらせて撮影。
背中を丸めていると、目立つところに一対の大きな黒い紋が見える。

f:id:insectmoth:20170814202902j:plain


第1腹節と第2腹節の間の節間膜にある模様のようだ。
突然こういう黒い模様が見えると、
小鳥なんかはびびって逃げるかも。
一応威嚇しているみたいである。

しばらくジッとしていたが、アリンコにおなかを這われて
歩き出した。
黒い目玉模様が見え隠れしている。

 youtu.be

まばたきしながら進むいもむし。

そういえば隠れた目玉模様、イボタガの幼虫も持っている。
出しっぱなしよりは、イザと言うときパッと見せた方が
効果はより高いだろう。
蛾の成虫でも後翅だけに派手な模様を持つものが多いのも
そのあたりに理由があるのかも知れないね。

ではまた。