旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ぶんぶんぶん、蜂が飛ぶ~~

土曜日のお散歩コース。
メインルートからはずれた裏道を歩いていると、
遠くの斜面から、「ぶん、ぶぃ~ん、ぶぉん」とか聞こえてきた。

f:id:insectmoth:20171015144416j:plain

今まで全然気が付かなかったが、
オオスズメバチVespa mandariniaの巣があったようだ。
かなり以前に、根返りして倒れた木があったところ。
その空間に営巣しているようである。
オオスズメバチと言えば、スズメバチ中の最大種である。
あろう事か、他のスズメバチの巣まで襲って餌にするという、
凶暴な種類である。
ただ、一つの巣の個体数は、他のスズメバチと比べて多くなく、
最大でも500個体程度だそうだ。
今まで気が付かなかったと言うことは、
せいぜい100個体程度の規模の小さい巣なのだろう。
三々五々、働き蜂が出たり入ったりする程度なので、
普段気が付かなかったのだと思う。

それが、今回は違っていた。
20~30個体の大きなハチが、
巣の入り口のまわりを飛び回っている。
よく見ると、巣に入るわけでもない。

働き蜂なら、巣から「ビュンッ」と出て行って、
「バシュッ」と巣に入っていくので、
そんなに目立たないのである。

これは、本で読んだことのある、♂の集団のようだ。

オオスズメバチの場合、越冬のために巣から出て行く新女王を、♂が入り口で捕まえて交尾する習性があるそうで、
そのため、晩秋の交尾の時期になると、♂が巣のまわりでホバリングしながら待機しているそうだ。
たまたまその場面に遭遇したのである。

たくさん飛んでいるのは、♂なので刺さない。
と、判っていても怖いのである。
中に働き蜂が混じってるかもしれないしね。

注意しながら、じりじり近寄って、
木の陰から覗く。。。

巣まで5m。
ハチの気が立っていたら、必ず刺される距離である。

で、群飛の状況を動画に撮ってみた。
近くで見ているととても怖いです。(((*_*)))
これは、午前中のみに見られ、
1時頃に再び通ったときには、
いつもの静かなお散歩コースに戻っていた。

おまけ
zaqの動画のサイズは小さいので、youtubeにもupしてみた。

youtu.be

画面右下の、フルサイズのボタンを押すと、
大きく見れるはずです。