旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ウスバキエダシャクの幼虫

日曜日は休日出勤で、お山に行けなかったので、
今年飼育していたものから、ネット上に見当たらないものを紹介。

成虫は超普通種として有名なウスバキエダシャク。
早春から春にかけて、よく見掛ける蛾である。

よく似た仲間が多く、普通種のくせに、同定に悩むことのある蛾だ。

3月22日にお散歩コースにいたのを捕まえてきた。

たまたま手元においていたカマスグモの餌用だったのだが、
余分があったので、プラケースに入れておいた。

そうしたら、例によって(?)卵を産んで死んでしまった。

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思い残すこと無く死んだお母さん。
ウスバキエダシャク Pseuderannis lomozemia ♀成虫


卵。

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長径0.7mmほど。


約一週間後、ワラワラと孵化。

 

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ウスバキエダシャクの1齢幼虫

庭に植えてあるアラカシやクヌギの新鮮な若葉を、
毎日交換しつつ飼育。

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2齢になると、縦筋の模様が入る。

 

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中齢幼虫
脱皮回数は集団で飼育したので見ていない。

 

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中齢までは単純な縦縞模様だったが、
亜終齢から説明しにくい模様になった。

 

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ウスバキエダシャク終齢幼虫

 

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ウスバキエダシャクの成熟した終齢幼虫(頭は右ね。)

 

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ウスバキエダシャクの蛹

5月に入ると成熟したものから、順に蛹化が始まった、
これで来年の春まで、お寝むである。

繭は作らなかったが、飼育後半は世話がややダレていたので、これが正常かどうか、判らない。

しかし、大量の蛹がてきてしまった。ドウシヨウ?

花咲か爺さんみたいに裏の山に撒きにイコかしら?


オマケ

 

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ウスバキエダシャク幼虫の顔