旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

幼虫越冬組、活動開始

月曜の今日は、花冷えと言うには度を越した寒さである。

昨日の日曜日は、まだましであった。
その日曜日のお散歩コース。

ヒサカキの花を見上げながら歩いていると、ふと目に留まった葉っぱ。

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規則的なキズ。
ナンジャロ?
と引き寄せて見たが、よく判らなかった。
(ナァ~ンダと思わないでいただきたい。自然は不思議でイッパイなのである。)

だが、引き寄せて見たのが幸い、
花の陰になにかいる。

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ホタルガ Pidorus atratus の越冬幼虫。
3mmほどのチビいもむしを見つけた。

夏の夜に光るホタルも幼虫で越冬するが、
蛾の方のホタルも幼虫で越冬する。
(こちらは光らないが、、、、)

この幼虫、成長すると25mmほどのハデないもむしになるのだが、
この時期はまだ、地味な色彩である。

よく見ると、花に食痕があり、
いもむしの口の横に食べかす?が付いている。

オヤオヤ、ホッペニオベントウガツイテルヨ。


久々の食事もつかの間、寒い今日は
縮こまっていることだろう。


おまけ
ホタルガの終齢幼虫。

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ホタルガは年2回発生し、こちらの画像は
8月中旬頃の2回目に発生した幼虫。

越冬幼虫が成長して、羽化するのが6~7月頃、
羽化した蛾が産んだ卵が孵化して成長するのが、8月頃(本画像)、
それが羽化して産んだ卵が、秋に孵化して、
越冬する幼虫になります。

ちょっと説明が、くどかっただろうか。
ではまた。