季節はずれの羽化・・・・・オオマエキトビエダシャク
しばらく前、11月15日のことだが、ソヨゴの枝に隠れていたシャクトリムシを見つけた。
特徴の無いのが特徴と言った感じの幼虫で、暖かい時期の虫の多いときなら、無視してしまいそうな子である。
シャクトリムシの親は、当然シャクガになる。
シャクガというのは、たとえ成虫であっても分類がムツカシイ種類が多く、いつもは敬遠しがちなのである。
とは言え、虫の少ない時期だけに、連れ帰って飼育することにした。
与えたソヨゴの葉を食べて、1週間ほどで葉っぱを2・3枚綴り合わせて、蛹になった。
なったなぁ。と思って室内に置いておいたのが悪かった。
室内の陽気のせいで先週末、羽化してしまった。
オオマエキトビエダシャクNothomiza oxygoniodesでした。
羽化したての個体はピカピカでなかなかの美人である。
昼間の散歩オンリーの私でも、毎年1・2回は見かける蛾である。
成虫は、わざわざ採集したりはしないのであるが。。。
う~ん、こんな寒空の中、逃がすわけにもいかないので、可哀想だが標本になっていただいた。合掌。
手持ちの図鑑には、近縁のマエキトビエダシャクの幼虫が載っている。
姿形はよく似ているが、オオマエキトビエダシャクと違うところは、マエキトビエダシャクでは気門の回りが黒くなり、体側に黒班が並ぶところか。
マエキトビエダシャクの幼虫は、以下のサイトでも見られます。
「幼虫図鑑」の
マエキトビエダシャクのページ
最後に恒例の(?)おしり画像
オオマエキトビエダシャク幼虫のおしり。
それではまた