旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ご近所にいた!! 三葉虫?

寒くなって目につく虫が減ってくると、
当ブログはいろんな生き物に手を出すわけであるが、、、、

今日は一応昆虫である。

以前、自称甲虫屋の上司に「水が流れているんだったら、ドロムシとかがいるから、水に沈んだ枯葉を探すが良かろう」と、ご託宣を受けていたのを思い出したので、実行に移してみた。

しかし、流れと言ってもせいぜい水深2cm、幅50cm程の、メダカもいないようなショボイ流れである。

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半信半疑で30cm四方程の面積分の枯葉を持ち帰った。

翌日会社の隅っこで、枯れ葉をホーローバットに広げておき、
仕事をしていると、視野の端で、かの上司がコソコソと実体顕微鏡を覗きながらブツブツ言っている。
見に行くと、上司は言った。
「忘れずに採ってきたのは偉いが、時期が悪いな。
ちっこい幼虫ばっかりや。」
・・・・・
先にチェックが入ってしまった。。。。
ヒ・・・ヒドイ。。。。
マァ、私は蛾屋(自称)なので、かまわないのである。

後で、自分で見てみたが、甲虫類はホントに幼虫だけであった。
他には、
オニヤンマのヤゴだの、
フタツメカワゲラの1種の幼虫だの、
カタツムリトビケラその他の幼虫だの、
ユスリカ類の幼虫だの、
ミズムシ(等脚目)だの、
プラナリアだの、
結構、いろんな生き物がいた。

で、その甲虫の幼虫は、4種類ほどいたのだが、
詳しい種類まではわからなかった。

その中の一つ。

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ヒラタドロムシ科の1種Psephenidae gen.sp.
平べったくって、前胸背板が大きく、頭が隠れて見えない。
動きものろく、ゆっくりと動いていく。
体長は1.5mm。

ヒラタドロムシの幼虫動画

youtu.be

こんな感じで、ゆっくりと動いていきます。
なんか、平和的なやつですね。

他の幼虫は次の機会に紹介します。
あ、名前わかる方、教えてください。<(_'_)>

2012.10.19 追記**********************************************
はむし様よりご教示。
この虫は ホンシュウチビマルヒゲナガハナノミ Macroeubria similis の幼虫だそうです
はむし様、ありがとうございました。
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2012.10.21 さらに追記**********************************************
はむし様より再ご教示。
この虫は チビマルヒゲナガハナノミ Macroeubria lewisi幼虫の可能性が高いが弱齢幼虫のため保留が望ましい、だそうです。
なお、はむし様は最初からM. lewisi と言及されておりました。
はむし様、失礼いたしました。
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