パッと見、ドクガ系・・・・・・ヘリグロコブガ
久しぶりに休日出勤を言い渡されたので、今週の山歩きはお休み
なので、飼育中のいもむし毛虫から。
先週の初め、飼育ケースを覗くと、灰色の地味な蛾が羽化していた。
ヘリグロコブガ'Meganola' costalis
この蛾は、先月5月3日、ウラジロノキの葉裏で見つけた毛虫から羽化したものだ。
こんな子。
毛がワサワサ生えており、如何にも毒がありそうだが、ドクガ科では無いのでカユクなったりはしない。
(見ただけでカユクなるヒトは除く。)
ところで、この毛虫は蛹になる際、少しワガママなところがある。
繭は、こんなの↓を木の枝に作るのだが、
その際、樹皮をかじって器用に繭を作り上げる。
ワガママと言ったのは、この「樹皮をかじる」という行為が、蛹化に際して、必ず必要らしいのだ。
でないと、いつまでもかじるところを探して、体力を消耗してしまい、蛹化に失敗してしまうらしい。
昨年、紹介したシロモンフサヤガもそんな習性を持つ蛾のひとつだ。
(該当記事はコチラ→「シロモンフサヤガ再び?」)
おまけ
コブガと言うのは、翅に鱗粉の盛り上がったコブがあるところから名前がついたようだ。
斜めから撮影して拡大してみた。
カールした鱗粉がコブになっているのが、判るでしょうか?
ではまた