食虫植物みたい。・・・・・・・・・・アリマウマノスズクサ
お散歩コースに咲いていた。
筒状でぐるりと曲がったラッパのような花。
アヤシゲな紫褐色。
アリマウマノスズクサAristolochia onoeiの花だ。
(学名は「oNLINE植物アルバム」から引用)
横から見ると、食虫植物のウツボカヅラの捕虫葉に似ている。
なんかノミバエの一種がたかってる。
ちよっと調べてみると、実際に虫が入り込んで出られなくなるようだ。
ただ、虫を消化したりするのではなく、花の中で虫を暴れさせて受粉の助けにするそうだ。
ウマノスズクサ類は雌性先熟で(ひとつの花の中で、雌しべが先に熟して、その後で雄しべが花粉を出すこと。同じ花の中で受粉せずに他の花から受粉する仕組みのひとつ。)、雄しべが熟して花粉を出す頃には、中の虫が出られるようになるらしい。
(ホンマカイナ?どういう仕組み?)
さらに調べると、分類もアヤシイみたいである。
アリマウマノスズクサはオオバウマノスズクサに近縁で、当初六甲山系特産の種とされていたが、その後、九州や南西諸島にも分布することがわかっている。
アリマウマノスズクサはオオバと同所的に分布するらしい。
なんだか遺伝子レベルで見ると、それぞれの地域のアリマとオオバの遺伝的差異は小さく、むしろ、ある地域と他の地域のアリマ同士、またはオオバ同士の遺伝的差異の方が大きいそうだ。
なんだかよく判らないが、種としての確立がまだ曖昧な状態の種群らしい。
そうそう、以前見たジャコウアゲハの幼虫(拙ブログ記事)は、この葉っぱを食べて育ちます。
おまけ。
哀愁のある後ろ姿