2009年、初蛾・・・・枯葉に隠れて越冬中
新年明けて2日目は、いつものお散歩コースを歩いてみた。
まぁ冬場というのは、目につく所にはあまり虫はいないものでさみしいものだが、それでもうろつくと、なにがしかは見つかるもので、、、、、、
倒れた木の枯葉に枯葉がくっついている。
でも何かがアヤシイ。
近づいてみると、、、、
蛾でした。
ホシヒメホウジャクNeogurelca himachala sangaica
スズメガというカッコイイ蛾の仲間で、
他のスズメガの多くは蛹で越冬するのに対し、
本種は成虫で越冬する。
おしりの先っちょはイチョウ型に広がっているが、
長い鱗粉の束を扇子状に広げているだけ。
翅の前縁、矢印の所が波々になっている。
これは重なった後翅の前縁が前翅からはみ出して見えているだけである。
このことで前翅前縁の直線部が目立たなくなって、隠蔽効果が高くなっているような気がする。
地味な蛾であるが、かくれた後翅に山吹色の模様がある。
(みんなで作る日本産蛾類図鑑の該当ページ参照)
オシャレは見えない所でする、小粋(?)な蛾ですね。
ではまた。