旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

ナメクジ型幼虫・・・・アカウラカギバ

3週前の日曜日、尾突起のある小さな幼虫をヒメユズリハで見かけた。ああ、よくヌルデに付いてるカギバガの幼虫だ。

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と思って、写真を撮っただけで帰ったのだが、帰ったあとで種類が気になりだした。
考えてみれば、ヌルデにつくのとヒメユズリハにつく幼虫が同じ種類なはずがない。
と言うことで、1週間後(2週前の日曜日)、確認のため雨のなか見に行ってみた。
あぶないあぶない、4・5匹いた弱齢幼虫は終齢幼虫1匹だけになっていた。

あやうく一期一会になるところ。
私のお散歩コースは環境がいまいちショボイので、一度のがすと何年も再会できないことがあるのだ。
このいもむしの素性であるが、食樹から検索するとすぐわかった。

アカウラカギバHypsomadius insignis 終齢幼虫

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この幼虫も連れ帰ったら、翌日には繭を作って隠れてしまった。

このナメクジっぽい幼虫が作る繭。
素材は糸だと思うが、なんだか粘液が乾いたような膜状の構造をしている。

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丸めた葉っぱの繭。ちょいと破いて中を覗いたところ。

見た目がナメクジっぽいと繭までそうなるんかな?


カギバガの仲間には蛹に特徴がある種類が他にもいる。
それらについては近日中に紹介します。