おしりに中華包丁
やっと朝晩涼しくなって秋の気配である。でも
久しぶりの休日出勤でお散歩は休み。_| ̄|○
そこで過去の今頃画像のなかから、1枚選んでみた。
秋といえばコオロギなどの鳴く虫の季節だ。
今日は、その中からキリギリス系の鳴く虫の紹介。
サトクダマキモドキHolochlora japonica
写真は♀なのだが、クダマキモドキの仲間は弱いながらも♀も発音するそうだ。
プチッ、プチッと鳴くらしい。
♂もそんなに大きな声ではなく、チチッ、チッと鳴くそうである。
頭から翅の先まで4cmはあるから、虫としては大きい方だが、鳴き声は控えめみたい。
近縁の種にヤマクダマキモドキがいるが、前脚腿節(写真矢印部)が赤褐色を帯びることで区別できるらしい。
写真の個体は緑色なので、サトの方である。
もちろん正確を期するには交尾器や産卵管をみるのが確実である。
この仲間の産卵管は、短く平らでギザギザのついた中華包丁のような形をしている。
これで、生木の細枝に切り込みを入れて、扁平な卵を産むそうである。
下の写真はその産卵痕。今年の1月にシロダモの枝で見つけたもの。
5年ほど前にニセアカシアの枝ではじめてみたときは何だかわからなかったので、中身をあばいたことがある。
まるで草の種のような卵が、キレイに産みつけられていた。
あのときは悪いことしちゃったなぁ。。。。