旧「いもむしうんちは雨の音」置き場

ブロガリサービス終了にともない、「いもむしうんちは雨の音」をこちらに保存しました。

2次元で生活する虫?

立ち枯れのオオバヤシャブシの木の皮をめくっていると、ペッタンコの虫が出てきた。
ありゃ?!つぶしてしまったか、と思ったらするすると歩き出した。

ラクダムシInocellia japonicaの幼虫だ。

ウスバカゲロウ(アリジゴク)やヘビトンボの親戚筋に当たる昆虫でラクダムシ目(もく)という小さな分類群に属している。親は網目状の翅で長い産卵管を持っている。ラクダムシ目には日本には従来ラクダムシとキスジラクダムシの2種類しかいないことになっているが、2種類にはそれぞれに別種が含まれていて、本当はもっとたくさんの種類に分かれるそうである。
ラクダムシ幼虫の腹節間は白く色が抜けており、キスジラクダムシの幼虫は白くないそうである(学研「日本産幼虫図鑑」による)。

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