下の写真は、あるシャクトリムシのうしろ頭です。
頭に1対の突起があり、全長8cm程になるため、種類はすぐわかります。
トビモンオオエダシャク屋久島以北亜種 Biston robustus robustus
なんとなく馬の顔に見えませんか?
馬の目に見えるところは、前胸の気門です。
昆虫は、気門から掃除機のホースのような気管が枝分かれしながら体内に広がっており、ここから直接ガス交換をおこないます。ヒトが、肺から血液を通してガス交換をするのと比べるとシンプルな仕組みです。体が小さいからできる仕組みなんでしょうね。
全体の形は枝そっくりです。
ちなみに顔を正面から見るとネコの顔に見えなくもない?